カタカナ英語はダメなのか

よく、カタカナ英語は通じないといわれます。一方で年少者や初心者向けの英会話本にはカタカナで発音のための読み仮名がつけてあります。本当にカタカナ英語はダメなのでしょうか。

 

 

 

 カタカナ英語は日本人が外国語を日本語に取り込んだ成果の一つです。私たち日本人は小学生のころに、ローマ字を習います。ローマ字はアルファベットをカタカナに当てはめる一番簡単な規則を教えてくれます。つまり母音と子音を組み合わせることでアルファベットは50音に変換できるという規則です。

 

 

 

たしかに、このように考えれば1部の単語は発音できます。しかし、2つのアルファベットと1つのカタカナが対応するのはまれです。英語は本来母音と子音は個別の音を持ちます。だから子音だけに対応するカタカナの規則が必要なのです。たとえばRはルでなくゥルとしたほうが本当の音に近くなります。

 

 

 

また、母音は「あいうえお」に1対1対応するわけではありません。1つの母音に2つ、3つのカタカナが必要になることがあります。たとえば原則「母音、子音、e」という並びのとき、最初の母音はアルファベットの名前で読みます。nameという単語ならば「ナメ」ではなく「ネイム」と(当たり前ですが)読みます。aは「ア」でなく「エイ」という2つのカタカナで表されます。また、当然2重母音には複数のカタカナを当てはめなくてはならないでしょう。

 

 

 

発音記号が分からない人にとって、カタカナは英語の読み仮名として大変重宝なものです。カタカナ英語がダメなのではなく、カタカナを当てはめる規則をローマ字読みという1つのものしか知らないことが、英語の発音をへたくそにしている要因なのではないでしょうか。