直訳はやめる

英語がなかなか上達しないときは、英語の文章に接したときや英語を聞いたときに、自分の頭の中で一体どんなことが起こっているかに一度注意してみましょう。

 

 

 

語学の習得に苦労する人は、外国語を頭の中で一度直訳してから理解しようとしていることが多いのです。この日本語への変換作業というひと手間を踏んでからでないと、頭が外国語を理解しないので、どうしても時間が掛かってしまうのです。

 

 

 

この作業を天才的に早くこなす人もいるでしょうが、例外ですので目標にするのはやめておきましょう。頭の中で変換作業をその都度していては、文章を読むのに膨大な時間がかかってしまいます。

 

 

 

これに加え、英語の発音に慣れていないと、聞いた音声を日本語のカタカナ英語に変換し、それから日本語変換を行う、とさらにもうひと手間かけてしまうことになります。例えば、an apple をネイティブが発音すると「ァネァポー」と聞こえます。

 

 

 

これをまず「ああ、アップルだな。アップルだからリンゴだ」とやってしまうのです。このような思考回路では、常に言葉の後追いと日本語による確認作業だけで頭の中が忙しくなってしまい、実際の会話にはついていけません。これを直すには、「ァネァポー」と聞いた瞬間、実際のリンゴを思い浮かべるようにするのです。

 

 

 

抽象概念を表す言葉では、この訓練は少々難しいので、まず具象を表す言葉から始めます。逆もしてみましょう。リンゴを見たら、「ァネァポー」と頭の中で、または声に出して言ってみます。新しい確認回路を作る訓練なので反復することが重要です。具象でうまくいった後は抽象概念もすんなり入ってきます。この方法で直訳のクセを取り去りましょう。